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  • 2023年07月13日 パーキングパーミットについて(常任委員会質問より)

    2023年7月10日



    ちば障害者等用駐車区画利用制度、いわゆるパーキングパーミットについてお伺いします。

    パーキングパーミットとは、障害者用の駐車区画を必要とする人に利用証を交付し、許可車両以外の不正駐車を防ぐ制度で、本県では令和3年7月1日からスタートいたしました。

    利用証には、障害者や高齢者を対象として交付する無期限の利用証と、妊婦やけが人を対象として交付する有期限の利用証とがあるほか、障害者等用駐車区画には、車からの乗り降りがしやすいように3.5mの幅を確保した「車いす使用者優先駐車区画」と通常幅の「思いやり駐車区画」があります。


    わが会派でも、パーキングパーミット制度の推進をしてきたところですが、制度がスタートして2年、移動弱者の負担が軽減され、安全かつ快適に移動できるようにするためにも、制度の周知や障害者等駐車区画の整備といった、ソフトとハードの両面から進めていくことが求められることから、現状を確認しました。



    障害者等用駐車区画の利用証の交付状況はどうか?

    県では、市町村の協力を得て、福祉関係の窓口で、利用証の交付を行っており、令和3年7月1日の制度導入から令和5年3月末までの発行枚数は22,508枚。 その内訳は、障害者や介護の必要な高齢者などを対象とした無期限の利用証が18,887枚、妊産婦やけが人などを対象とした有期限の利用証が3,621枚となっている。 制度導入に当たり見込んでいた枚数を上回っており、順調に発行が進んでいます。


    一般県民の利用が多い県有施設における障害者等用駐車区画の設置状況はどうか?

    令和4年度に実施した調査では、博物館、県税事務所、病院など一般県民の利用が多い県有施設における、設置基準に基づく必要台数と「思いやり駐車区画」を含む実際の設置台数は、82台に対し、110台となっており、そのうち、「車いす使用者優先駐車区画」は104台、「思いやり駐車区画」は6台です。

    利用証は順調に交付が進んでいること、また障害者等用駐車区画についても設置基準は満たされている一方で、駐車区画については、高齢者や妊産婦が気兼ねなく利用できる「思いやり駐車区画」が少ないことが分かりました。

    今後、高齢者人口の増加に伴い、障害者用等駐車区画の需要の拡大が予想される中、課題として、駐車区画の不適正利用により、必要な人が駐車できない現状も挙げられます。

    県民へのさらなる制度の周知のためにも、また商業施設に協力を求めるためにも、まずは県有施設において、拡大が容易な「思いやり駐車区画」の拡充を訴えました。


    一般県民の利用が多い県有施設において、思いやり駐車区画を拡充すべきと考えるがどうか?

    各施設における利用者の駐車場利用状況に応じ、思いやり駐車区画の設置を進めるとともに、ポスターの掲示等により「思いやり駐車区画」の普及啓発に努めてまいります。

    優先駐車区画において、利用証を掲げることなく、また車いすマークもない車が、堂々と駐車されているのを見かけます。パイロンに案内表示のカバーを巻き付けたものだけだと、思いやり駐車区画であることが認識されないこともあるかと思います。不適正利用を防ぐためにも、利用証の画像を明示するなど、周知に務めていただくよう要望しました。

    【参考資料】

    ちば障害者等用駐車区画利用証制度



    市原市 鈴木 和宏

  • 千葉県
  • 育児助成金白書

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