2022年3月30日
3月29日の朝刊各紙は、国土交通省による「雑居ビル緊急点検」の結果を報じました。
大阪北新地での放火殺人事件を受けて実施された調査で、全国約1万の雑居ビルのうち、約2割のビルで防火扉がないなどの法令違反や管理不備が見つかったとするものです。
千葉日報によれば、千葉県内では42.2%、98棟で法令違反ないし管理不備が見つかったとされています。
実は、私は3月10日の総務防災常任委員会でこの問題について質しています。
古くは、2001年9月1日の新宿歌舞伎町雑居ビルで火災があり、44人もの方が亡くなっています。
そして、こうした事故や事件が起こるたびに、全国一斉調査が起こなわれ、法令違反や管理不備が指摘されるのです。
悪く言えば、調査が終われば、また法令違反も管理不備も繰り返されるように見えるのです。
県に確認すると、指導はするものの罰則の適用はほとんどないとのこと。どこかでこうした負の繰り返しをストップさせねばなりません。
松戸市 藤井弘之