2021年8月28日
公明党千葉県議団として熊谷知事に「新型コロナ感染症の急速な拡大と自宅療養者急増に対する緊急要望書」を26日に提出しました。
本県においても新型コロナ感染症の拡大は、一向に歯止めがかからない状況が続いています。
日々保健所や医療提供体制を増強してもなお感染拡大のペースに追いつかない危機的状況にあり、自宅療養で不安の日々を過ごす感染症患者が少なくありません。
このような中で早産によって赤ちゃんが自宅で死亡するというあってはならない事件が起こりました。
この事態を重く受け止め二度と起こす事がないように、また私どもに寄せられるご意見や要望も踏まえて、早急に対応すべき事項を10項目にまとめ提案致しました。
自宅療養者支援の強化を始め、医療においては県内医療資源を最大限に活用した体制の強化について、保健所においては人員増による機能強化のみならず、業務の見直しなど効率的な運営及び見守りや配食などの生活支援サービスでの補完可能な市町村との連携や協力体制の構築について、ワクチン接種では県による集団接種や職域接種の早期開設で、教職員や若年層、妊婦ならびにその同居家族に対するワクチンの優先接種について、介護においては定期的PCR検査の継続についてなど、活発な意見交換をさせていただきました。
知事からは、今後の対応方針として、
▶県による「全世代対象の集団接種」と「職域接種」の開設
▶入院待機の感染症患者が酸素吸入できる夜間外来の確保
▶抗体カクテル療法の更なる活用
▶酸素ステーションを県内複数個所の開設
▶宿泊療養施設の更なる拡充
との話がありました。
増加を続ける自宅療養者への生活支援の補完支援を望む市町村からは、感染者情報の提供が求められています。
都道府県(保健所)から保健所設置以外の一般市町村への感染者情報の提供においては、すでに共有できることとなっているのですが、実態はそうなっていません。
公明党の訴えで25日に、改めて国から自治体へ都道府県と市町村の連携を要請する事務連絡での徹底がなされました。
確かに、情報提供を求めるだけではかえって保健所の負担が増すだけですので、県も市町村も歩み寄ってリソースを有効活用できる仕組みづくりを後押ししたいと思います。
八千代市 横山 秀明