2021年7月15日
未だ新型コロナウイルス感染症の拡大が収束しない中、一人ひとりが実践できる基本的な感染対策といえば、こまめな手洗いとマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保が挙げられます。
一方、マスクの着用が求められる場面が増える中、病気や障害といった様々な理由で、マスクを着用できない人がいます。
先日伺ったご相談では、呼吸器疾患を患っているため、マスクをすると息切れしてしまい、外出するのをためらってしまう。私用ではなるべく外出しないようにしてるが、どうしても出掛けないといけない場合があり、役所のような公的機関では、マスクを外してもよい対応をしてもらえないものかと、大変お困りのようでした。
また、発達障害のある方の中には、感覚過敏のため、マスクを着用するのが難しく、新しい生活様式を実践していくうえで、様々な不安を感じているという声もあります。
現在、ヘルプマークのように、周囲の方に伝えることを目的として、マスクの着用が困難であることを意思表示するバッジやカードがありますが、松戸市などのように、バッチやカードを配布している自治体が増えています。
やむを得ない事情でマスクをつけられない人がいることの周知と理解を促し、偏見による誹謗や中傷を防ぐことが重要なことから、県の見解を確認しました。
市原市 鈴木 和宏