2020年6月13日
気候変動適応法が公布されたのが、ちょうど2年前、2018年6月13日でした。これにより自治体も情報提供拠点として地域気候変動適応センターを設置する努力義務を負うことになりました。
本県では、コロナ禍中の本年4月1日に千葉県環境研究センターを気候変動適応センターとして位置づけました。
「千葉県の気候変動影響と適応の取組方針」によれば、現状において重大性・緊急性・確信度の3つ全てが「特に大きい」とされているものが9項目あります。
農業分野では「水稲」「果樹」「病害虫・雑草」、自然災害分野では「洪水」「高潮・高波」、健康分野では「暑熱による死亡リスク」「熱中症」です。災害対策だけではなく、暑さに強い品種改良から最大限の日陰をつくる樹木配置までもが課題なのです。
今後も未然に対処できることを一つ一つ解決しながら、気候変動という大問題に取り組んでまいりたいと思います。
松戸市 藤井弘之