2020年5月12日
つい先日、新型コロナ以外の予防も大事!ということで、適切な期間に予防接種を受けてくださいと、ブログで取り上げました。
その翌日、偶然にも末っ子が6歳を迎え、小学校就学の1年前となりましたので、「麻しん風しん混合:2期」の予防接種を受けに行きました。当然、本人には注射のことは内緒にして。
あらかじめ予約を入れてからになりますし、病院側も感染防止策が取られ、他の患者との接触をなるべく避けるよう工面されていますし、小児科は患者さん自体が少ないようですので、安心して受診ができました。
息子の一人前の子が大泣きしたため、連れ添った妻も、あばれたり大泣きするのを覚悟していたようですが、意に反して大人しく接種が終わったようです。
予防接種では息子に先を越されました...(苦笑)
さて、感染症の広がりやすさを示す基準として『基本再生産数』なるものがあるそうで、日本小児科学会指導医・日本アレルギー学会専門医の堀内健太Drの興味深い投稿記事を読みました。
それによりますと、基本再生産数が1.5という値は、その感染症が治るまでに1.5人に感染させるという意味で、1以上であれば流行が広がり、1未満であれば流行が収まるということです。
例年の季節性インフルエンザでは1.28、2009年の新型インフルエンザでは1.46となり、新型コロナウイルスは平均3.28であるそうです。つまり、今般の新型コロナは感染症が治るまでに平均で3人以上を直接感染させる威力があることを示しています。数字だけで見れば、季節性インフルエンザの倍以上ですから、こりゃ大変だと思いますが、風しんの基本再生産数は6~7、麻しんは12~18!!と、比べ物にならない恐ろしいウイルスだそうです。
でもなぜ、風しんや麻しんに関してはコロナのような大騒ぎにならないのか?それは、ワクチンがあり、予防接種化されているので感染が抑えられているからです。
新型コロナに感染したくない、重症化を避けたいと、ワクチンの早期開発、接種を望む声が大きいですよね。風しんに関しては39~56歳の男性に対し、抗体を持っているかどうかの検査も、そして抗体が無い場合は予防接種も「無料」でうけられますので、クーポンが届いた男性や接種期間を迎えたお子さんには、コロナの感染拡大にプラスして風しん、麻しんを拡大させないためにも是非受けていただきたいと思います。
泣かずに接種できた戦利品をどうしようかと考えつつ、座りながら寝落ちした雄姿を添えて(笑)、情報共有をお願いします。
八千代市 横山 秀明