2020年5月7日
第7回千葉県対策本部会議が令和2年5月5日(火曜日)に開催され、以下の報告がなされました。
(1)新型コロナウイルス感染症の発生状況及び医療提供体制について
(2)緊急事態宣言の延長に伴う措置の内容について
(3)国への要望について
(4)その他 対応について
その会議資料が県ホームページに掲載されています。↓
【主な内容】
1.新型コロナウイルス感染症の発生状況及び医療提供体制について
(1)発生状況
・千葉県の感染状況については、累計865人。(5月4日現在)
内訳:入院中268名(うち重症19名)、入院調整中等182名、ホテル療養33名、施設内療養68名、 退院226名、療養解除51名、死亡34名等
・ここ1週間は一桁台で推移している。
(2)千葉県の医療提供体制
①PCR検査体制
・千葉県におけるPCR検査件数は、直近では400件前後で推移。
・現在の検査可能件数:546件(県、千葉市、船橋市、柏市合計)
・地区医師会等による検査も進めている。
②病床確保状況
・移行期(横山注:850床目標)において患者を受け入れる病床数として医療機関から回答があった数
おおむね450床(5月4日現在)
※対象医療機関:災害拠点病院(25)、公的医療機関(31)に病床確保を再要請中。
・上記以外の全病院(235)にも病床確保を要請中。
・軽症者等を対象に、ホテルにおける宿泊療養を実施(横山注:2000室目標)
4ホテル計526室(成田市、柏市、千葉市、船橋市)
・特措法に基づき、感染が拡大した場合に備え、大規模施設を活用した臨時の医療施設の開設準備を進める。
2.緊急事態宣言の延長に伴う措置について
(1)緊急事態措置を講じる区域 → 県内全域
(2)緊急事態措置の実施期間 → 5月7日から5月31日まで
(3)緊急事態措置の内容 → 5月6日までに行った内容と同一
3.緊急事態宣言延長に伴う国への要望について
地域の実情に応じた取組が円滑・効果的に進められるよう、次の項目について、すみやかに国に対して支援等を要望する。
【主な項目】
1 県に対する財政支援の充実
2 医療提供体制の確保に向けた支援
3 中小企業等への支援
4 社会福祉施設等への支援 等
この会議を経て、千葉県では国の緊急事態宣言の延長期限に合わせた5月31日まで、緊急事態措置を継続する判断を下しました。
一方で、県内ではこの10日間、感染者数が一桁台で推移し、県南部エリアの市町村では、感染者数ゼロが16あり、こういった状況を鑑みながら、5月6日までの自粛の効果が表れる1・2週間後に、措置内容の見直しが可能かどうか、検討するとなりました。
現在は、県民の皆様の行動変容のご協力のおかげで、感染数が低く抑えられていますが、この結果に気を緩め、再び感染拡大とならないためにも、今が重大局面との認識を改めて共有し、引き続きのご理解とご協力のほど、何卒宜しくお願い致します。
八千代市 横山 秀明