2019年5月22日
千葉県 2019年度の6月補正予算は、一般会計の総額で1億8800万円。全額を児童相談所や小中学校を通じた児童虐待の防止策に充当される。主な事業3点。
●学校への非常勤講師の加配費用として5,300万円。保護解除後の児童を受け持つ小学校の担任教諭の負担を減らすためのピンチヒッターで、一部の授業を代行することで、児童のケアや見守りに充てられる時間を増やし虐待の再発を防ぐ狙いがある。
●虐待や貧困など問題を抱えた児童を支援する専門職、スクールソーシャルワーカー(SSW)を県内5カ所の教育事務所に新たに配置する費用930万円。学校から独立したSSWを置くことで、深刻な事態に迅速に対応する。
●虐待を受けた児童を保護する「一時保護所増設」へ設計費3,750万円。さらに、補正予算とは別に、来年度以降の債務負担行為で増設費用3億円が盛り込まれた。県内の4児相(市川・柏・銚子・君津)で増やす。
市川市 赤間 正明