2019年3月5日
教員免許状更新講習と県総合教育センターで行う研修の相互認定について、議会質問したことが形になるようです。
全て大学のカリキュラムの講習を受けて単位認定(講義料)していましたが、充実した総合センターの研修内容(原則無料)でもあることから受講することで単位認定に。
日程面での教員の負担軽減が図られます。
30年2月議会代表質問
次は、研修についてです。県は、第2期千葉県教育振興基本計画の中で施策7「教育現場の重視と教員の質・教育力の向上」を掲げ、取り組んでいます。子供にとって最大の教育環境は教師自身であります。教師自身の高める努力、成長が児童生徒の無限の可能性を引き出します。人格の形成にもつながります。先生方一人一人の教育指導力の責任と期待は極めて大きいのです。現場の大変さがクローズアップされる昨今ですが、児童生徒の生きる力を育てるために教師たちが懸命に、きょうも互いに研さんし合っているのです。
県教委が教育に関する調査研究及び研修の拠点としているのが千葉県総合教育センターです。県は教職ライフステージに応じた研修を示し、新学習指導要領への対応など、現場の課題、ニーズを捉え、教員の専門的な知識、技術に関する研修、講座開設、さらには教師力アップいつでも研修など、さまざまな工夫を凝らしていますが、実際に県教職員のどれくらいの方が計画的に受講しているのでしょうか。もちろん各教育事務所、市町村、地域別、各学校単位で研修を行っているとは思います。県教育委員会として、次代を担う子供たちのために学び続ける教員をより多く支援することは何よりも重要な責務ではないでしょうか。教員一人一人がそれぞれのキャリアに応じて計画的に研修したり、自己啓発に取り組み、資質、能力を高めるための研修計画が求められていますが、他都府県では研修情報システムを構築し、自己研修計画の指標、発展性を示しています。複数年にまたがる研修体系も示し、分掌に応じた研修、経年研修や興味、関心に応じた希望研修など受講履歴から、これから受けるべき研修も把握できます。本人の教員免許更新年度も表記することで教職生涯にわたる研修も見通せると思うのです。千葉県においても、来年度以降、研修履歴システムの構築に取り組む予定とのことですが、これを機に教員研修をさらに充実させていただきたい。また、他県のように、免許更新に必要な講座も検討していくべきと思います。
そこでお聞きします。
教職員の資質能力向上に向けて、平成30年度において教職員研修の充実をどのように図っていくのか。
県は教職員の研修受講履歴をデータ化することについて、どのようなものを考えているのか。
柏市 阿部 俊昭