千葉県議会9月議会において、共産党を除く大多数の賛成を得て「千葉県文化芸術振興に関する条例」が成立しました。条例の制定を一貫してリードしてまいりました。
古より人類が定住し、文化を育んできた千葉県において、伝統文化を継承して、県民とともに文化芸術の振興に関する決意を表したものであり、少子高齢化・過疎化が進む地域で継承が危惧される伝統文化を守り支え、メディア芸術など新たな芸術への支援を謳っています。
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芸術文化経費 |
国庫補助 |
文化財保護経費 |
国庫補助 |
千葉県 |
5億8,208万円 |
0円 |
8,116万円 |
272万円 |
東京都 |
211億2,273万円 |
0円 |
23億5,558万円 |
19億1,897万円 |
神奈川県 |
23億5,225万円 |
6,355万円 |
8億6,640万円 |
2億4,087万円 |
埼玉県 |
17億
535万円 |
31.9万円 |
10億8,246万円 |
5億2,427万円 |
石川県 |
145億6,765万円 |
6,895万円 |
7億5,114万円 |
3,727万円 |
千葉県の芸術文化経費(平成27年度)は、1/20程度。近隣他県と比べても1/4程度に過ぎません。人口620万人を擁する千葉県は、人口115万人程度の石川県と比べても大きく引き離されていることがわかります。
自治体の芸術文化予算の額は、住民の文化芸術に対する意識を反映するものとも言えます。ゆえに県民の意識高揚こそが第一歩となります。そして県民の代表たる県議会議員が文化芸術振興の決意を認(したた)めたものが本条例であります。